コーヒーをドリップして行くと、最初の1/3くらいに美味しい成分が抽出されます。
そこで、ゆっくりとコーヒーエキスを抽出して熱湯で薄める方法をご紹介します。
以下、2人分のコーヒーをドリップする方法です。
焙煎豆20~24gをミルで挽いて(中挽)用意します。
ドリップするお湯は80~90℃。温度によって味は変わりますので、豆の焙煎度やお好みで温度を見つけてください。基本は83℃にして、深煎りの苦みを穏やかにするには81℃位、逆に苦みを出したいときには90℃位など、お好みで調節してみてください。
まずは蒸らし。
珈琲と同じ重さのお湯をまんべんなく注ぎ30秒待ちます。
鮮度の良い豆はガスが発生しておおきく膨らみます。
ドリップは3分かけて100ml抽出します。
ゆっくりポタポタと中心に注ぎ、徐々にお湯そ注ぐ範囲を広げていきます。
最初はポタポタゆっくり、だんだん量を調整して約3分間で抽出が終わるようにします。
抽出したものをコーヒーエキスと呼ぶことにします。
コーヒーエキスに熱湯200mlを注ぎ薄めます。
オーレはお湯の代わりにミルクで薄めてください。
この方法で出来たコーヒーは、最初薄く感じられるかもしれませんが、スペシャリティコーヒーの美味しい部分は抽出されているので、何杯でも飲めそうな美味しいコーヒーにきっと満足できることと思います。
手軽にエスプレッソを楽しめる「マキネッタ」もおすすめです。
ミルクで薄めればカフェラテ、お湯で薄めればアメリカーノで楽しめます。
淹れ方はマキネッタの淹れ方の動画などを参考にしてみてください。
僕は以前は喫茶店やカフェで飲むコーヒーは苦手で、苦みや酸味に耐えられずミルクを入れたり、オーレを頼んだりしていました。
今でもその傾向は続いています。
でも昔から、コーヒーのどこかにとても美味しい成分があることは感じていました。
そこで出会ったのがスペシャリティコーヒーで、淹れ方を工夫すると今までに飲んだことのないような本当に美味しいコーヒーが飲めることを知りました。
フィルターも、いろいろ試しました。ネル、ゴールド、セラミック、ペーパー等どれも個性的で美味しさが違います。
コーヒーは、生豆から焙煎、挽き具合、ドリップ温度や時間、フィルター等、とにかくたくさんの味に関わる要素があり、深すぎる世界ですね。
そして人それぞれ味の好みも違います。
お好みの味を見つけるのもコーヒーの楽しみのひとつだと思います。
パラダイスコーヒーは、煎りたてのほんとうに美味しいコーヒーを、私のようにブラックコーヒーが苦手だった人にも飲んでほしいという気持ちで提供していきたいと考えています。
コーヒーの楽しみ方はブラックで飲むだけではありません。
コーヒーエキスを使ったレシピなどをご紹介していきます。
コーヒーエキスをミルクで薄めればアイスオーレの出来上がりですが、もう一工夫するとさらに美味しいドリンクが出来ます。
甘味を加えるのはメイプルシロップ。くせのない甘さでコーヒーによく合います。
そしてオレンジマーマレードや、アンズジャムなどを入れてかき混ぜてください。
びっくりするような美味しさですよ!
冷やしたコーヒーエキスをアイスクリームにかけると、極上のデザート・アフォガードが出来ます。
エスプレッソが定番ですが、コーヒーエキスでも十分美味しさが楽しめますよ。
ぜひお試しください。